ひどい便秘症で何十年も悩んでいた松本明子さんの便秘を解消したことでも知られている順天堂医学部教授 小林弘幸先生がTV番組『ゲンキの時間』に出演して、便秘の解消方法を伝授しました。

小林先生によると、便秘症には大きく3つのタイプがありそれぞれ原因が違いそうです。番組で紹介された、そのタイプとそれぞれの対策方法をまとめています。

便秘症の3つのタイプ

まずは、いくつかの項目をチェックしてみてください。

1:便やオナラが異常に臭い
2:硬い便が出ることが多い
3:自宅以外での排便を我慢することが多い
4:腹筋が10回以上できない
5:失敗したことをくよくよしやすい
6:平均睡眠時間が6時間以下だと言う人。

以上になります。
1と2が当てはまる人は『ぜんどう不全型』。
3と4が当てはまる人は『直腸・肛門型』の便秘。
5と6が当てはまる人は『ストレス型』になります。

1:ぜんどう不全型

食べ物を食べると、胃である程度消化されます。そのあと小腸に行き、さらに消化され栄養を吸収します。その後大腸に行き、水分を吸収してカラダで不要になった残りカスが便となり排出されます。

その便を排出するために直腸まで運ぶのが蠕動運動です。この蠕動運動が上手く出来ないのをぜんどう不全型の便秘になります。原因は、食物繊維不足。現代女性に多いタイプの便秘だと言われています。

2:直腸・肛門型の便秘

直腸付近まで便が降りて溜ると、脳に指令が行き排便をするように指令をだしますが、それをガマンしてしまうと脳からの指令が出にくくなってしまいます。

3:ストレス型

排便するための蠕動運動の収縮は自律神経の副交感神経によって支配されています。ですが、ストレスによって副交感神経が乱れると蠕動運動が低下してしまいます。それが便秘の原因になり、さらにこの便が出ないこともストレスになってしまうという悪循環になってしまいます。

便秘解消対策

便秘対策には発酵食品や食物繊維を食べることが改善につながりますが、食物繊維は2種類あります。どちらかを摂れば良いものではなく、バランス良く摂る必要があります。
その黄金バランスは  不溶性3に対して水溶性1です。

水溶性食物繊維

水溶性食物繊維は、水に溶けやすく腸の中でゲル化し便の滑りを良くしてくれます。さらに悪玉コレステロールを包み込み便として排出する働きがあります。

食物繊維の食材は、にんじん・大根・ゴボウなどの根菜類、なめこ・えのき・しめじなどのきのこ類、のり・ワカメ・こんぶなどの海藻類、納豆・オクラ・山芋などのネバネバ食材、その他にアボガド、サニーレタス、トマトなどがあります。

不溶性食物繊維

水に溶けにくい繊維質で、水分を保持し便のかさを増やして排便を促す作用のほか、発がん性物質などの腸内の有害物質を体外へと排出させる働きを持つとも言われています

不溶性食物繊維が豊富な食べ物は、切干大根・アーモンド・えのき

また、発酵食品一つの商品こだわらないで、色んな発酵食品を食べて、いろんな菌を摂取する事が効果的なんだそうです。

1:ぜんどう不全型の人は便のカサを作る不溶性の食物繊維を摂ることも大切。
2:直腸・肛門型の便秘の場合は水溶性の食物繊維を良く取るように心がけて便を排便しやすくする事が大切。さらに便の潤滑油となるオリーブオイルも一緒に摂ると排便を促す。
3:ストレス型の人は、リラックス効果のあるアロマを焚いて入浴したり、自分の好きな曲を聞いたりしてケアを心がけましょう。

排便力トレーニング

ぜんどう不全型

1:脚を肩幅に広げて、左の肋骨の下と右の腰骨に上を指で押しこむ
2:肛門を締めながら右まわりに腰を大きくゆっくり回します
3:左まわりでも同様に行います。
左右5回を1セットとして、朝・昼・晩と1セットずつおこないます。

直腸・肛門型の便秘

おトイレに行く前に行うと良い。
1:大きく脚を開いて立ち、ヒザを曲げて腰を下ろす。
2:左手を左ひざに、右ひじを右の太ももにのせた状態で10~15秒キープ
3:右手を右ひざに、左ひじを左の太ももにのせた状態で10~15秒キープ
左右を1セットとして、朝・昼・晩と1セットずつおこないます。

ストレス型

自律神経を正すトレ0ニング
1:両腕を上に伸ばして手首を頭上で交差させる
2:口から息をゆっくり吐きながら5秒間左に倒し、鼻から息を吸いながら最初の姿勢に戻る
3:右が側も同様におこないます
左右3往復を1セットとして、朝・昼・晩と1セットずつおこないます。